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こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界 / ひろしま美術館

去年から楽しみにしていた「こぐまちゃんとしろくまちゃん」!

今回は前売券も買い、タイミングが合ったので初日の9時過ぎに美術館に到着したら、すでにたくさんの人がいらっしゃいました。

いえね、いつ臨時休館になるかわからないじゃない。なので、ちょっと刹那的になっていて。



※ネタバレあり。要注意。


さて、わかやまけんさんのことはあまり知りませんでした。

でもかこさとしさんたちとお仕事をされていたのを知り、ぐっと親近感がわきました。かこさんは私の好奇心を刺激しまくる絵本をたくさん作ってきた方です。


こぐまちゃんの絵本が誕生するまでのことを知ると、色とリトグラフについては「まるでミッフィーちゃんみたいだ!」と思いました。

6色で表現する。

単純な線で表現する。

限定されている中での表現なのに、なんて豊かで暖かで愉快で楽しい気持ちになるんだろう。

実は私はこぐまちゃんたちのオレンジの目がちょっぴり苦手でした。なんだかこわいんだもの。

しかしこぐまちゃんたちは「ぬいぐるみ」で、「テディベアの目」を表現した、と知るとすごく安心しました。確かにテディベアの目ってこうなんだもん!


冷蔵庫の描き方も時代の中で変化する本物の冷蔵庫のデザインに合わせて変更したり、ほっとけーきの焼き方の絵ではわかやまさんの意図とは違い「突然ほっとけーきがなくなっちゃった!」と思う子どもが多くて変更(私も「わ?!なくなった?!」と思ったおとなのひとり)、あわあわお片づけでの手荒れを心配する読者からのお便りに考え直して変更など、なんていうかわかやまさんおひとりではなく、読者と一緒に作ってきた絵本なんだなぁ、と感じるエピソードに思わずうるっときそうでした。


ほっとけーきの焼き方デザインのトートバッグもあってさぁ。かわいかったんだぁ。





かふぇではこぐまちゃんのしろくまちゃんのほっとけーきとこぐまちゃんのカプチーノをいただきました。

盛況で、嬉しかったなぁ。




いつも美術館で作品を楽しむときは、比較的早いペースで見てしまうのですが、なぜかこの特別展はリラックスしていい感じにのんびりゆったり浸りながら見ました。

楽しかったあ!